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ChatGPTがより人間らしくしゃべる機能強化

 OpenAIは6月7日(米国時間)、ChatGPT有料プラン契約者向けの「高度な音声モード(Advanced Voice)」をアップグレードし、より自然なイントネーションやリズム、感情表現が可能になったと発表した。

 高度な音声モードは登場時にもAI音声の飛躍的な進歩を示したというが、今回のアップグレードにより、より繊細なイントネーション、間や強調を含むリアルなリズム、共感や皮肉といった特定の感情をより的確に表現できるという。

 また、双方向の言語翻訳機能も搭載し、2カ国語の話者の会話を適切に翻訳できるようになったとしている。

 なお、アップデートにより音質が若干低下する場合があるほか、トーンやピッチに予測しない変化が生じる可能性があり、特定の音声オプションでより顕著に現れるという。また、まれに幻覚現象(ハルシネーション)が発生し、広告や意味不明な音声、BGMに似た意図しない音声が再生されることがあり、これらの解決に向けて取り組んでいる。