ニュース
スタートメニューで不要な「おすすめ」が非表示可能に。Windows 11 Insider新ビルド
2025年6月10日 12:28
Microsoftは9日(米国時間)、Windows 11 Insider PreviewのDevチャネル向けに「Build 26200.5641(KB5060824)」をリリースした。本ビルドでは、スタートメニューの刷新やナレーター機能の強化など、幅広い改善と修正が含まれている。
中でも注目はスタートメニューのアップデートだ。これまでのスタートメニューは上部に「ピン留めアプリ」、下部に「おすすめ」のアプリおよびファイルが表示される2段構成。これまでも(非Insiderでも)おすすめ自体をオフにできたが、その段を消すことはできず、スペースが無駄になっていた。
一方、新スタートメニューでは上段がピン留めアプリ、中段がおすすめ、下段が「すべてのアプリ」となった。これまですべてのアプリにアクセスする際には右上の「すべて」をクリックする必要があったが、これが不要になった形。そして、設定で「おすすめ」をオフにした場合、ついにそのおすすめ自体が折りたたまれ表示されなくなった。
なお、すべてのアプリの表示は、カテゴリ表示(ソフトウェアの種類順)とグリッド表示(アルファベット順)の2つの方式が導入された。
また、スタートメニュー自体も画面サイズに合わせてサイズが調整可能になるレスポンシブデザインとなった。たとえば画面が大きいデバイスの場合、ピン留めされたアプリが8列、おすすめが6列、カテゴリが4列表示されるが、小さいデバイスの場合はそれぞれ6列、4列、3列になるといった具合に。そしてその各セクションもレスポンシブとなり、ピン留めやおすすめセクションの表示範囲を調整できるようになった。
検索ボックスの横に新たにスマートフォン連携のボタンを設け、モバイルデバイスのコンテンツを容易に表示させたり折りたたんだりできるようになったとしている。
一方ロック画面では、「天気」、「ウォッチリスト」、「スポーツ」、「交通情報」などのウィジェットを自由に追加/削除/並べ替えできるようになった。小サイズ対応ウィジェットが対象で、設定のロック画面からカスタマイズ可能。
このほか、音声読み上げの「ナレーター」には、画面をオフにして、公共空間での利用におけるプライバシーを確保する「スクリーンカーテン」機能が新たに追加。さらに、ゲームパッドレイアウト対応のソフトキーボード改善、リコール機能やファイル検索の不具合修正などを行なった。